事例０７．
母親（韓国籍から日本国籍に帰化）の死亡に因る相続手続のための韓国・除籍謄本取り寄せ

初日

大阪府在住の男性（２世、韓国籍から日本国籍に帰化）からメールと電話にて依頼を受ける。

伺ったところ、１世の母親が他界し遺産相続手続きに入ったのだが、被相続人は１９８５年（昭和６０年）に日本へ帰化しており、出生から帰化するまでの韓国の戸籍謄本が必要であると法務局に言われた。
それを取り寄せて日本語翻訳文を付けて欲しいとのこと。

早速、依頼者に取り寄せに必要な事項を記した説明書と委任状の用紙をお送りする。

７日目

依頼者より取り寄せに必要な事項と委任状が到着。

母親の韓国戸籍のコピーを確認したところ１９８５年６月に日本国籍を取得、同年１２月に法務部長官報告に依って「国籍喪失に因る除籍」処理がなされていた。

従って、母親の出生から国籍喪失までが記載されている「本籍・戸主」別の全ての除籍謄本を取り寄せる手続きをする。

２３日目

面事務所より全ての除籍謄本等が到着。

特筆すべきは、面事務所が機転を利かせて、現在も韓国籍である、被相続人の子と孫の家族関係登録証明書を送付してくれたことである。

依頼のあった除籍謄本等とその日本語翻訳文を作成して依頼者にお送りする。
依頼完了。


相続登記用の除籍謄本等は以下の通り送られて来ました。

◇除籍謄本