2008年度から韓国では「家族関係登録制度」が施行され、在日韓国人(日本への帰化者含む)の相続手続用の戸籍謄本取り寄せが一段と複雑化しました。
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事例30.
福岡県のN司法書士事務所からの除籍謄本取り寄せと翻訳の依頼

初日

福岡県のN司法書士事務所から電話にて依頼を受ける。

伺ったところ、司法書士事務所への依頼者(2世、1996年に日本へ帰化)の夫(2世、1996年に日本へ帰化)が他界し遺産相続手続きに入ったのだが、被相続人の出生から国籍喪失までの全ての除籍謄本を取り寄せて翻訳文を付けて欲しい。日本への帰化前の韓国・戸籍謄本は持っていない。日本への帰化による国籍喪失申告は済ませてあるかどうか確認していない、とのこと。

早速、司法書士事務所宛に、取り寄せに必要な事項を記した説明書と委任状の用紙をお送りする。

4日目

依頼者より取り寄せに必要な書類と委任状が到着。

被相続人の妻の委任状を添付して被相続人が記載されている全ての除籍謄本の取り寄せの手続きをする。

16日目

面事務所より被相続人が記載されている除籍謄本が到着。

直ちに、除籍謄本を依頼者にお送りする。 

20日目

依頼者より翻訳範囲の指定がある。 

24日目

翻訳文をお送りする。依頼完了。        


所長雑感

依頼者は日本への帰化前の韓国・戸籍謄本を持っておられなかったのですが、被相続人が1942年生まれなので2世であっても韓国戸籍にほぼ100%記載されています。日本への帰化が1996年なので、国籍喪失申告は本人がしなくても韓国政府の手によってなされていました。1986年からです。


相続手続き用の除籍謄本は以下の通り送られて来ました。

  1. 本籍:忠清北道 永同郡 龍山面 ○○里 ○○番地
    戸主:父    子:被相続人    縦書き10頁
    ※1から2へ一部滅失憂慮により再製
     
  2. 本籍:忠清北道 永同郡 龍山面 ○○里 ○○番地
    戸主:父    子:被相続人    横書き12頁

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依頼から代金支払いまでの流れ

電話又はメールにて基本的な事項を確認をさせて頂いた上で依頼をお受けすることになります。

依頼をお受けしたら、当方より委任状の用紙と説明書等を郵送致します。委任状を作成し必要書類とともに当方へ返送して頂きます。取り寄せは、通常半月から1ヶ月で来ます。翻訳は、通常数日から1週間で完了します。

代金は、取り寄せた除籍謄本・家族関係登録証明書をお送りする時に請求書を同封致しますので指定口座に振り込んで頂ければ結構です。翻訳文に関しても同じです。

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